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地盤調査 |
地盤調査とは、建築物の建設に先立ち、土地を地質学的と土質工学的に調べることです
住宅建設の地盤調査は、地盤が建築物を安全に支持できるか、支持するためにはどの程度の沈下が予想されるのか、
また、支持できない場合は安全に支持するための方法を技術的に調べることを目的として行います。
方法には、ボーリング、サウンディング、サンプリング、室内土質試験などがあり、
一つの方法または複数の調査を組み合わせて調査を行っていきます。住宅の地盤調査では、
先端がスクリュー状になった棒を回転貫入させるスウェーデン式サウンディング方式が一般的と言われています。
これも、日本のような粘土質地盤の柔らかな土地で、建物を建てる上に大切な調査です。 |
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杭打工事 |
日本では、柔らかな粘土質地盤が多く、そのまま建物を建ててしまうと、
建物の重みで地盤が沈下し建物にひずみを生じさせてしまうため、建物を建てる際、
基礎となる地盤に、鋼鉄製の柱や、地盤に直接穴を開けコンクリートなどを流し込み、
基礎である地盤を、強固かつ平坦にする処理を行う工事のことです。 家に柱があるように、地面の中にも柱を立てて、
地震や地盤の変化から建物を守る、建物を造ることにおいて「キホン」となる大切な工事です。 |
杭打工事の工法 |
柱状改良工法 |
セメント系固化材をスラリー状態にし、原地盤に注入しながら機械で混合撹拌することにより、
原地盤土を柱状固化させることにより地盤強化を図る工法です。 |
RES-P工法 |
軟弱な地盤の中にパイプを貫入し、パイプ周面の摩擦力とパイプ先端の支持力、地盤の地耐力との複合作用により、
地盤の支持力増加と沈下低減を図る工法です。 |
鋼管杭打設工法 |
炭素鋼管を使用し、支持層まで回転貫入し支持力を得る方法。
鋼管杭打設工法とは住宅の荷重を杭を介して強固な地盤に伝えることにより、
支持力確保及び沈下の抑制を図る工法です。
軟弱地盤層が厚く、また柱状改良工法では改良不可能な深さに強固な地盤がある場合に、この工法が用いられます。 |